産後高血圧とは、出産するまでは血圧が正常の値であったのに出産後、血圧が急に上がってしまうというものです。その後も血圧が下がらず産後12週を過ぎても高血圧が続く場合や、出産直後に血圧が200を超える場合は高血圧の治療のために入院が必要です。高血圧療法には減塩などの食事療法やノルバスクなどの降圧剤が使用されることがあります。
ノルバスクは多くの高血圧の方が服用していることもあり、よく知られている薬です。成分名はアムロジピンといい、同成分の降圧剤にアムロジン錠というものがあります。効果が現れるのがゆっくりなので血圧をすぐに下げたいときにはむきませんが、持続性が長いという特徴もあります。副作用には主に、ほてりや頭痛、めまいや動悸などがあります。ですが、一番可能性が高いほてりでも、0.8%程度の確率となっていて、副作用の心配が少なくて済む薬です。ただし、ノルバスクなどのカルシウム拮抗薬と呼ばれる薬は、グレープフルーツと併用してしまうと薬の効果が強くなり、血圧が急激に低下することがあるので気をつけましょう。
ここで注意したいのが、産後高血圧に対する高血圧療法にノルバスクなどの降圧剤が使用されることがありますが、お母さんに降圧剤が使用されると赤ちゃんに母乳を与えることが禁止されるということです。お母さんはできるだけ赤ちゃんは母乳で育てたいという願いがありますが、高血圧になってしまい降圧剤を使用されると、その願いも叶わなくなってしまいます。ですが、高血圧は放っておけば、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの命に関わる重大な病気を引き起こしてしまいます。赤ちゃんはミルクでも元気に育ちますし、赤ちゃんのためにもまずは、お母さんが健康で元気でいましょう。