メニエール病はめまいを中心として耳鳴りや難聴、耳閉塞感を伴う疾患です。成人女性に多く発症するということが知られていますが、小児から高齢者まで男女どちらでも発症するリスクのあるものであるという認識が必要な疾患です。めまいや耳鳴りは様々な疾患によって生じることが多い症状であり、高血圧に伴って感じる人も散見されます。耳が原因である場合もあれば脳が原因である場合もあり、高血圧に伴う類似の自覚症状では脳への異常が原因となっていることも多々あります。
高血圧治療においてはノルバスクはよく用いられる降圧剤であり、小児に対しても適用することができます。小児治療は一般的には大人と別に考えなければならず、日本小児科医会や日本小児循環器学会、日本小児神経学会など様々な小児に特化した学会において研究や教育活動が行われています。ノルバスクを用いる高血圧治療も近年確立されてきたものです。ノルバスクが古くから使われている高血圧治療薬であるということを考慮すれば、成人で使用できる薬が小児に適用できるのには長い時間がかかるということがノルバスクの例からもよくわかります。
一方、子供がめまいに悩んでいることに親が気づくということもよくあります。その原因特定は現在でも難しいことが多いのが実際ですが、高血圧やメニエール病に対する小児科での認識が変わってきたことにより原因治療ができる場合も増えてきました。以前は高血圧やメニエール病は小児は罹患しないものと考えられていましたが、学会での研究成果報告などから実際に症例があるということが認識されるようになってきたからです。そのため、小児のめまいとなった場合にもこういった疾患を疑い、診断を行うということができるようになってきています。